2015年6月、僧帽弁閉鎖不全症の手術は自分の細胞を活かしたリングによる弁形成術を実施。
壊れてしまった弁をリングで補強するようなやり方でした。
人工弁の場合、以下のようなリスクを伴うという説明もありました。

 

・ワーファリン(血液をサラサラにする薬)を生涯飲み続ける必要がある
・まだ心臓が小さいので、成長とともに弁を取り替える手術が必要

 

この理由から、まだ子どもということもあり、リングによる弁形成術を選択しました。
手術自体は無事成功。とりあえず意識は戻らないままですが、様子を見ました。
術後、溶血という血尿のような症状が酷く輸血をするまでになりました。
手術する前はピンピンしていたのに、手術をしたことで逆に悪くなってしまったような印象。
本当に成功だったのだろうか…、正直病院を疑ってしまう感情にもなりました。

 

そして術後4日目にして異変に気付きました。

 

祖母が面会に来ている時に祖母自身が気づいたのですが、
右手が痙攣するような動きがあり、看護師に伝えたところ、緊急検査を行いました。

 

なんと、脳梗塞を発症していたのです。
脳梗塞と聞くと三大成人病のあの病気です。
まさか、3歳でもなってしまうのかと驚きを隠せませんでした。

確かに、術前の説明では合併症として脳梗塞というキーワードがありました。
しかしその可能性はごくわずかと言われており、全く気にしてませんでした。

そしてその日、日曜日だったのですが緊急で聖マリアンナの外科医が駆けつけてくれました。
すぐにオペとなりました。脳梗塞は時間との勝負です。
もちろん我々には選択の余地はありません、とにかく現状を改善しなければいけません。

 

右脳にて広範囲での脳梗塞が見られ、
このままだと脳圧が上がる一方で、正常な左脳にも影響が出るため、
脳圧を逃がすために右側の頭蓋骨を半分切除し、壊死した脳も切除しました。

 

脳の一部を取ると聞くだけで、もうどうなってしまうのか想像すらできませんでした。
つづく…。